愛染明王
古来、貴族や武家に篤く信仰され『戦の神』として崇められました。元寇の襲来を暴風で退散させたのも愛染明王さまです。
上杉謙信の直臣、直江兼続が深く帰依し、カブトに『愛』の文字を掲げていたのは有名な話で、大河ドラマなどでご覧になった方も多いと思います。
愛染明王さまは霊験が強く、無礼をはたらく者に容赦しないため、仏師は仕上がりが気に入らないと命を取られると言って、彫るのを大変嫌がったといいます。
戦の無い時代には、その霊験の強さにあやかり、高嶺の花との恋愛さへも成就させてもらえるといわれ、恋愛成就の神として信仰が集まるようになりました。
ところで、愛染明王さまの6本の手に、何も持っておられない手が1本見えますか?
これは衆生の願いをすくい取るために空けておられるのです。日本一の威容を誇る当山愛染広場周辺は、巨大なエネルーが集まるSUPERパワースポットなのです。
まずは、ご真言を覚え、お唱えしましょう。
おん、まから、ぎゃ、ばさろ、しゅにしゃ、ばざら、
さとば、じゃく、うん、ばん、こく
意味のわからない呪文のような感じがしますが、これはサンスクリット語のマントラを音写したもので、明王を讃え祈願成就を働きかける強い力を持った言葉なのです。ダイレクトに届く秘密の言葉ですから、このご真言によってあなたの願いは必ず届くでしょう。