大聖歓喜天尊(聖天様)
弘法大師が招来された、秘仏(非公開の仏様)です。
一心にご真言を唱えれば「七代分の富を一身に集める」と言わ
れるほどの絶大な霊験を持っておられます。
商売繁盛・良縁成就・子授けをはじめ、合格祈願、就職祈願、
除災、避難、身体堅固等あらゆるご祈願をしています。
聖天様の作法は大変厳格なためお祀りする寺院は少なく、北陸
では当山のみとなっています。
毎月1日から7日の未明に相伝の作法にてお勤めしています。
毎年4月に大祭を厳修し、大般若経六百巻の転読供養とともに、
参拝者の心願成就が祈願されます。
御祈願を希望される場合は「お問合せ」から、または直接お電話
にてご相談下さい。
御祈願の例
商売繁盛・社業発展・家内安全・開運除災・除災招福・心願成就
身体堅固・当病平癒・無病息災・良縁成就・夫婦円満・子宝成就
合格祈願・入試合格・学業向上・能力向上・交通安全・諸縁円満
あらゆる御祈願ができます。
【聖天様の由来】
梵語でガネーシャと云い、象頭と訳します。
別名をガナバチと云い歓喜天、大聖天、聖天、大自在歓喜天
とも云います。元々はインドのバラモン教徒が信奉した神で常
随魔という凶暴な神でしたが、仏教に帰依してから一変し、仏
法守護の神となって九千八百の大鬼軍を率い、常に三千世界
の守護を努めておられます。
とくに三宝(仏・法・僧)を護りすべての善事を叶えさせ、あらゆ
る災難を除いて、徳を授ける天尊と云われています。
大聖歓喜天尊のお供え物で、七種の香を入れ、形は八葉蓮華を表し
金袋になぞらえた、ありがたいお菓子です。
天尊伝来と供に遣唐使より伝わったといわれる、天尊の好物をお菓
子にしたお供え物です。
巾着の中には七種の香で練った餡が入っています。餡になったのは
江戸時代頃からで、元々は木の実を薬草で味付けしたものが入って
いたようです・・・基本的な製法は千年前と変わらず、古来ごく一部の
人々のみが口に出来た、大変高貴なお菓子でした。
この菓子は揚げてありますので、すぐに硬くなります。その場合は、
蒸し器で蒸すか、ご飯を保温するジャーなどに一時間余り入れておく
と、軟らかくなり美味しく頂けます。
天尊の好物は大根と甘い物と云われています。